門井掬水（かどい きくすい、1886年11月20日生まれ、1976年5月1日没）は、日本の日本画家であり、鏑木清方の最初の門人として知られています。本名は英（ひで）。
茨城県鹿島郡大洋村（現・鉾田市）出身で、生家は裕福な家庭でした。
1896年、10歳のときに上京し、湯島切通に住んでいた清方から画業を学び始め、翌年正式に入門しました。
清方のもとで日本画の技法を習得し、特に美人画で高い評価を得ました。
1915年には、清方門下の弟子たちとともに「郷土会」を結成し、展覧会を開催するなど、精力的に活動しました。
また、帝展（帝国美術院展覧会）や新文展（新文展覧会）にも作品を出品し、入選を重ねました。
晩年には、静岡市内で個展を開催するなど、その活動は多岐にわたりました。
1976年5月1日に89歳で逝去し、東京の多摩霊園に葬られました。
門井掬水の作品は、目黒雅叙園などに多数所蔵されており、優美な美人画を中心に高い評価を受けています。



表具寸法（軸先含む）★約78×157
本紙寸法★約56×48


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